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- 【あげおGH】認知症ってなんだろう?
こんちには!ケアサポートあげお グループホームです!
さて、今回は『認知症ってなんだろう?』をテーマにしようと思います。
皆さんは認知症って何だがご存知でしょうか?
・物忘れをする?
・徘徊をする?
・何も分からなくなる?
…本当にそうでしょうか?
まず、認知症とは「誰にでも起こりうる」脳の病気です。
85歳以上では実に4人に1人はその症状があると言われています。
認知症とは「いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったため、様々な障害が起こり、生活する上で支障が出ている状態」のことをいいます。
認知症には様々な原因疾患がありますが、今回は
①アルツハイマー型認知症
②脳血管性認知症
③レビー小体型認知症
についてご紹介したいと思います。
①アルツハイマー型認知症
認知症の中で一番多い認知症です。
脳内で異常なたんぱく質(アミロイドβたんぱく及びタウたんぱく)が作られて、脳細胞に溜まり、脳細胞が少しずつ壊れて萎縮している状態をいいます。
症状は比較的ゆっくりと進行します。
「いつどこで」という出来事の記憶が著しく悪くなり、出来事全体を思い出せなくなることが特徴的です。
②脳血管性認知症
2番目に多い認知症です。
脳出血や脳梗塞、くも膜下出血などの脳疾患が原因で、脳の細胞の働きが失われることで発症します。
脳の損傷を受けた部分の機能が失われるために、「まだらぼけ」といわれるような状態になります。そのため「まだら認知症」といわれることもあります。
脳梗塞などの再発を繰り返しながら段階的に、階段を駆け下りるように症状が進行することが特徴的です。
③レビー小体型認知症
脳内に「レビー小体」という物質が蓄積された結果、脳の細胞が損傷を受けて発症します。
手足が小刻みに震えたり、歩くときに一歩目が出ない、すり足歩行するなどパーキンソン病に似た症状が出ること、物忘れとともに具体的な幻視(机の上に虫が這っている、知らない人が部屋の隅にいるなど)があるのが特徴です。
向精神薬を使うことで症状が悪化したり、日や一日の中で症状が変動することがあります(日内変動)。
認知症の症状は大きく分けて2つに分けられます。
1つ目が『中核症状』。
これは脳の細胞が壊れてしまうことが原因で現れる症状です。
・記憶障害(新しいことが覚えられない)
・見当識障害(場所や時間、季節がわからない)
・実行機能障害(段取りができない、計画が立てられない)
・失行(服が着られない)
・失認(人が誰だか分からない)
・失語(物の名前が出てこない)
などがあります。
2つ目が『行動・心理症状(BPSD)』です。
以前は「問題行動」と呼ばれていましたが、「問題」と思っているのは介護者目線のため、名称が変更になりました。
BPSDは本人がもともと持っている性格や環境、人間関係などさまざまな要因があり、認知症の症状で悩むことが多い(本人含め)のが、このBPSDです。
徘徊や妄想(被害妄想)、介護抵抗、暴言・暴力などがあります。
中核症状は治りにくいといわれていますが、BPSDは治る可能性があるといわれています。
それは、周りの介護者の笑顔や理解、さりげない支援などで認知症が緩やかに進行するからです。
ケアサポートあげおでは、定期的に『認知症サポーター養成講座』を開催し、働いているほとんどの職員が「認知症サポーター」としてオレンジリングを持っています。
また、グループホームでは認知症に特化した住まいとして、日々工夫をしながらご入居者様と関わり、安心した生活を提供しています。
ケアサポートあげおでは随時ご見学を受け付けています。
空き状況などお気軽にお問い合わせください。
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