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- 【シリーズ】自立支援特集Ⅳ_③栄養【ケアサポート・イルミーナかまがや】
こんにちは♬ ケアサポート・イルミーナかまがやです!!
今回はシリーズ物のブログです!
【今回の目次】
栄養の大切さ
栄養目標
誤嚥の予防
イルミーナ・ケアサポートかまがやでの取り組み
今日のまとめ3行
【今回の目次】
前回までの振り返り(まだ読んでない方はこちらから)
栄養の大切さ
栄養=食事が大切なんて誰でも知っているかと思います
栄養が不足するとどうなってしまうのでしょうか?
(お腹が空いていると元気もなくなってしまいますよね)
それだけではありません( ー`дー´)キリッ
まずは体力低下
食事は元気の源です
低栄養だと動く体力がなくなり、運動量も低下
その結果、ますます体力がなくなる悪循環になります(;_;)
(運動は前回の4つの基本ケアで大切って話がありましたよね)
そうです
ずっと言っているように“4つの基本ケア”はどれか一つが欠けてもダメで
全てバランスよく伸ばすことが大切、というのはこういう訳です(^^)
次に抵抗力の低下
低栄養になると病気にかかりやすく、病気にかかった時も重症化しやすくなってしまいます(;_;)
(モリモリご飯を食べる人のほうが身体強そうですもんね!)
前置きはここまで
今回は実際にどのくらい食事を摂ればいいのか、早速見ていきましょう!\(^o^)/
(今日は前置きが短いな!早く終わりそうだぞ!)
栄養目標
早速ですが、1日に摂るべき食事量は
ズバリ
1,500kcal/日です( ー`дー´)キリッ
えっ!?意外と少ないなって思いましたか?
(思いました!カレー1杯で1,000kcalあるって聞いたこともあります!)
しかし、歳を重ねると食事量は自然と落ちていきます((+_+))
(確かに私も以前に比べて油っぽいもの食べられなくなってきています、、、)
特に高齢者の場合、意識して食事を摂取しようと思わないと
なかなか1,500kcal/日を確保するのは難しいです(・_・;)
そのためには1日3食しっかり食べることで、カロリーを摂取する必要があります
もちろんカロリーをただ摂れば良いというわけではなく
栄養バランスも気にして食事をすることも大切ですが
今日はとりあえず1日1,500kcalが目標と覚えておいてください(^^)
(覚える数字が多くて覚えられるかな、、、、)
水分摂取の目標も1日1,500mlなので同じ“1,500“と覚えやすいですよ
(確かに!!数字が同じだから覚えやすいですね!ちなみに運動は確か1日2km歩行でしたよね!)
着実に”4つの基本ケア”が身についてきましたね(^^)
食事メニューごとのカロリーが気になる方はこちらを参考にして下さい
あと、栄養の目標として摂取カロリーだけでなく
食事形態も重要です
しっかりと常食のご飯を食べるということが大切です( ー`дー´)キリッ
(常食、、、?ってなんですか?)
常食というのは、みなさんが普段食べている食事形態のことです
高齢者の方の中にはご飯をお粥にしたり
おかずをミキサーにかけて食べやすくなる食事を取られている方も多いと思います
そうではなく、しっかりと常食として食べることが大切です
(なんで常食が大切なんですか?栄養が取れれば良いんじゃ、、、?)
確かに、昔の介護の考え方では
食事は安全に栄養が取れることを目的としていました
しかし、自立支援介護の考え方としては
普段食べ慣れた食事で、普通の人と同じことをできるようにするのが
自立支援介護の目指すゴールとなります(*^^*)
(単に栄養だけでなく、人としての尊厳も考え方として重要なんですね)
また、栄養面だけで言っても
お粥などは水分が多いため、相対的に栄養となる食材の割合が少なくなるので
常食で食べることは重要です
(食事を作る側としても、別の食事を作る負担もなく楽ですしね!)
誤嚥の予防
次に食事を摂る際の気をつける点に関して解説していきます(^o^)
皆さん、“誤嚥性肺炎”って聞いたことありますか?
(聞いたことあります。高齢者の方に多い病気ですよね)
そうです
誤嚥性肺炎とは、飲食物や唾液が食道ではなく誤って気道に入ること((+_+))
そのまま肺に入って肺炎となったものを“誤嚥性肺炎”と言います
高齢者の死因の第3位を占める肺炎のほとんどが誤嚥性肺炎だと言われています!
(そんなに多いんですね!)
誤嚥は当然ながら食事中に起こることが多いです
食事中に変なとこに入ってむせ込んだ経験ありませんか?
これは気道内に入りかけた飲食物を
むせの反射によって外に吹き飛ばそうと身体が防御反応を示している証拠です
一方で寝ているときなど食事中以外にも
唾液が気道に入り誤嚥を起こす場合もあります
この場合、むせが起こらないので気づくのが難しいです(・_・;)
むせが顕(あらわ)れない、ことから『不顕性誤嚥』と言われています
口の中には数十億と言われる細菌がありますので、唾液が肺に落ちるということは
肺に細菌の塊が入り込むということ
口腔内を清潔な環境に保つには、水分ケアを十分に行うことが大切( ー`дー´)キリッ
(水分ケアは高齢者介護で一番大切ですもんね!)
十分な水分ケアは唾液の分泌量を増し
唾液の自浄作用を大きくして細菌の繁殖を抑えるからです(^^)
水分ケア以外にも特に食事中の誤嚥を防ぐため、下記点を注意しましょう
①食事姿勢
食事姿勢が悪いとむせこみやすいです
特に車椅子に乗ったままの方、食事を丸めての食事の方、足底が床についていない方、などは
むせ込みの原因となりますので、正しい姿勢を整えてから食事を行ってください(^^)
②咀嚼
誤嚥を起こすことなく安全に食物を摂取するには
「十分に咀嚼して良い食塊」をつくることが大切です(^^)
咀嚼によって食物は噛み砕かれ、唾液が分泌されて一体となり
食塊へと作られていきます
普通の食事では1口当たり20~30回位よく噛んで食べるが望ましいです(^^)
もちろん咀嚼するためには歯の存在が重要なので
義歯の方は噛み合わせなどしっかり適合しているか調整が必要です(^o^)
③食形態
食べる力が弱ってくると、ご飯をやわらかくしたり
おかずをペーストなど流動食にしたりしがちです
(そのほうがむせ込みしにくそうですもんね)
しかし、それは誤解です( ー`дー´)キリッ
実は常食がもっともむせ込みの少ない食形態なのです
(えーっ!そうなの!?)
理由は常食が最もたくさん咀嚼することで
良好安全な食塊ができて、むせずに嚥下されるからです(^.^)
一方、お粥や流動食では咀嚼することが少なく
送り込みのコントロールや嚥下運動が間に合わなくなるから誤嚥しやすいんです(-_-;)
(喉を通りやすければ良いって訳じゃないんですね、、、)
特に介護施設の現場では
『のみこみが早く行われる=安全』との誤解から
やわらかい食事に変えられてしまうことも少なくありません
“常食は危険”と思うのは何も根拠のない恐れなので注意が必要です
それに、やわらかい食事を続けると咀嚼力がどんどん弱り
さらに、やわらかい食事へ・・・・
と悪循環に陥ってしまいます(-_-;)
④自力摂取
要介護度が進行すると、家族や介護職員に食事を食べさせてもらう場合もあります
当然ですが、自分のペースで口に入れて咀嚼をするのと
他人のペースで口に入れられるのは、どちらが安全かは言わなくてもわかると思います( ー`дー´)キリッ
(私達も他人のペースで口に入れられたら嫌ですよね、、、)
なので、まずは”自分の手で食べること”が大切(^^)
自分の手で食べるということは
食物を自分の意志とリズムでコントロールするということだからです(^_-)-☆
イルミーナ・ケアサポートかまがやでの取り組み
以上のように、栄養摂取の大切さと食事の際の注意点はご理解いただけたかと思います(^o^)
私達『イルミーナかまがや』では朝昼晩と3食とも施設で手作りした料理を提供しています
メニューも栄養士の方が計算して献立を作っており
3食全て食べると、ちょうど1,500kcal/日になるように調整されています( ー`дー´)キリッ
(それなら、カロリー計算しなくて楽ですね!)
あと、併設のデイサービスセンター・ケアサポートかまがやでは
お昼ごはんの主菜を2種類から選択できるセレクト食を行っています(^^)
(自分の好きなメニューなら残さず食べられそうですね)
※画像は一例です
また、昼食前には口腔体操と言って、お口周りや舌の運動を行い
誤嚥を防止して楽しく食事できる環境を整えています(*^^*)
以上で、今回の『栄養』のお話はおしまいです
今回も長々とお付き合いいただいてありがとうございます(^^)
(今日は短く終わると思いましたが、やはりなんだかんだ長かったですね、、、)
これで『4つの基本ケア』も残りあと一つ
最後まで皆さん一と緒に楽しく学んでいきましょう!\(^o^)/
今日のまとめ3行
1日1,500kcalを目標に食事を摂ろう
常食での食事を目標にしよう
誤嚥を防ぐには水分摂取・姿勢・自力摂取も大切
【デイサービスセンター・ケアサポートかまがや】
【サービス付き高齢者向け住宅 イルミーナかまがや】
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