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- 自立支援介護「基本ケア②栄養」【いちかわデイサービス】
こんにちは!
いちかわデイサービスです(^^♪
以前のブログで自立支援について投稿させていただきました。
デイサービスでは日々の楽しい毎日の中に、
ご利用者様のできること・向上したいことに沿ったケアや支援をさせていただいております。
その1つに自立支援があります。
今回は自立支援シリーズブログ第2弾!!
基本ケア②栄養についてです\(^o^)/
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↓↓【自立支援について】↓↓
ご利用者様のその人らしさを尊重しながら
ご利用者様ひとりひとりが自分らしい生活を継続、または実現できるように
そして、
自らが主体的に取り組めるよう様々なかたちでサポートさせていただいております!!
より詳しくい内容はこちら↓
ご利用者様の自立支援に取り組んでいます!【いちかわデイサービス】 | ブログ | 在宅介護から居住系サービスまで介護のことならケアサポート (care-support.biz)
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自立支援には4つの基本ケア(水分・栄養・運動・排泄)があり、
今回は自立支援シリーズ第3弾!!!
栄養
についてご説明させていただきます!
中年までは肥満による生活習慣病が問題になっていますが、
高齢者では、低栄養の方が増加しているそうです。
※低栄養とは、生命を維持し活動するために必要なエネルギーをはじめ、
タンパク質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラルといった栄養素が不足した状態。
では
なぜ、高齢者は低栄養になりやすいのでしょうか?
3つの視点でみてみましょう。↓↓
身体的要因 | 精神的要因 | 社会的要因 |
老化による消化・吸収力の低下 嚥下機能(飲み込む機能)の低下 口腔環境の悪化 食事量の減少・食欲衰退 |
抑うつ・孤独により食欲が低下 睡眠障害や薬の影響で日中の覚醒不十分 (食事時間に起きられない) |
独居や社会的孤立により食事のサポート不十分 経済的困窮 高齢による家事能力の低下 |
老化により、栄養の吸収力が落ちてしまうのも事実です。
しかし、
嚥下機能・口腔環境の悪化・食事量については変化可能です!!
体重や1日の運動量にもよりますが、
目安として
1日1500kcal
の摂取が目標と言われています。
1日3食だとすると、1食500kcalですね(*‘ω‘ *)
例えば、ラーメン1杯だと余裕に越えてしまいます。。。
健康的かつ摂取カロリーも適度な食事のイメージはこんな感じです↓
そうなるとやっぱり和食って素晴らしいですよね。
ザ・健康!!!
摂取カロリーを気にしすぎてもよくないので、
適度に、無理しすぎず、
すこーしカロリーを気にしつつ食事をしましょう('ω')✿
では
そもそも、なぜ栄養が不足するとそんなにいけないことなのでしょうか。。。
低栄養になると・・・
●体重減少
●代謝低下
●筋力低下
●消費エネルギー低下
↓
上記のような状態につながり、
悪循環が起き、
結果として自立度低下の要介護状態になってしまう可能性が高いのです。
今までの介護では
食事は「安全に栄養がとれること」を
目的としていましたが、
自立支援介護では「常食」を口から食べることを大切にしています。
栄養だけ摂れれば、栄養剤や流動食でも変わらず摂取することはできます。
しかーーーし!!
「常食」は食べ慣れた食事であり、他の人と同じ形態ものであるということは
自立支援介護の目指す大切な目標です。
普段の食べ慣れた食事というものは、
家族や友人と同じものを食べる機会が持てるということで
団らんや交流の機会を持つことができ、
生活に楽しみを増やすことにもつながります。
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「低栄養」にならないこと
「常食」で食事をすること
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は、自立支援の重要なポイントになります☆
次に、
食事を摂る時に注意することについて2つお伝えします。
これらは高齢者が低栄養になりやすい身体的要因の1つにつながっています。。
1⃣誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)
なにやら難しい漢字・・・
聞いたことありますか???
誤嚥性肺炎とは
→気管に入ってはいけない物が入り(誤嚥)、その為に生じた肺炎。
症状:38℃以上の発熱、強い咳、呼吸が浅く速い、元気がでない、
だるさがある、食欲がでない など。
ではなぜ、誤嚥してしまうのでしょうか・・・
高齢者がなりやすい要因3つ
①せき反射の働きの低下
通常異物侵入が起こると、反射的にせきを行い、
気管に入ったものを口に戻す働きがあります。
しかし、高齢者はこの働きが低下していることがあります。
②のどまわりの筋肉量低下
食物が口から食道に運ばれると気管の入り口にフタがされて肺の方に入らないようにします。
しかし、加齢にともない、のどまわりの筋肉量が低下し
フタの隙間から食物が入り込んで誤嚥してしまうことがあります。
③口の中が清潔に保たれていない
歯磨きが不十分であったり、食べ物を飲み込めず口の中に残っていると、
口の中で細菌が繁殖し、唾液と一緒に気管に入ってしまう事があります。
肺炎で最も多い肺炎球菌は、高齢者の3~5%の鼻やのどの奥に住みついているそう(´゚д゚`)
また、歯周病の原因となる菌も誤嚥性肺炎の原因になることもあるそうです。
2⃣食事姿勢
椅子にもたれて顔が上を向いたりすると
のどの角度が直線になり食物が気管に入りやすくなります。
また、前かがみだと腹部が圧迫されて苦しくなったりして食欲低下につながります。
正しい食事姿勢を心がけましょう!!!
❁深く腰を掛けた状態で足が床にしっかりと着く
❁椅子の背にもたれず背筋を伸ばし顎を少し引く
❁テーブルは座った時に肘が着く高さに
❁身体とテーブルは握りこぶし1個分の感覚をあける
最後に、
口腔ケアについてお伝えさせてください!!!
口の中ってけっこう大事なんです。(;_:)切実
口は生活の中で多くの役割があります。
口の中が汚れていたら・・・
口臭が気になる。
人目を気にする。
上手く笑えない。
美味しくご飯が食べられない。
→人とのコミュニケーションや食事において多くの影響が出る可能性があります。
結果として、食事量の減少や食欲低下にもつながってしまいます。。。
可能ならば食事の前後で行うのがベストですが、歯磨きが難しい場合は、
うがいをする、清潔な布などを湿らせてぬぐう、口腔用の保湿ジェルを塗る
なども効果があります。
ここで、*口腔ケアのポイント*
まずはその方の基本情報の確認をしましょう!
●義歯の有無
●できることの確認(ADL)
●嚥下障害の有無
●栄養状態
など。
*義歯(入れ歯)があるかないか、
部分か全部かによって汚れが溜まりやすいところが異なります。
口腔ケアをするときはできる限り義歯を外し、ブラッシングを行いましょう。
寝る前などは専用の洗浄液につけるとよりよい清潔ケアになります*
続いて、口腔ケアを行うときの観察項目(^^)/
〇開口の程度
〇動揺歯(ぐらぐらしている歯)や義歯の確認
〇歯の汚れ具合や口臭の程度
〇舌苔(舌の汚れ)の程度
〇口腔内の乾燥度
など。
口はとても多くの役割があると上記で述べましたが、
普段の生活で口の中を見る機会はないですよね。。
口腔ケアの時に口の中がどのような状態か、
ご自身でも、ご家族様でも、介護者でも、
可能な限り情報を得るとよいと思います(' ')ゞ
ケアサポートいちかわでは、
安全に楽しくお食事を摂っていただくために、
時々イベントメニューを行っています!!
皆様に選んでいただいたり、季節の特別メニューだったり、
毎回とっても楽しくて美味しいです( *´艸`)
今回のまとめ
●「常食」での食事を目標に
●誤嚥は予防で防げる!
●口の中は清潔に(口腔ケアをしっかりと)
長らくご愛読くださりありがとうございました!!
自立支援シリーズ②栄養
次回は③運動についいてです!!
ぜひ、ご覧ください(*^^)v
writer:かんだ('ω')
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