1. 自立支援介護「基本ケア③運動」【いちかわデイサービス】

2023.12.09

自立支援介護「基本ケア③運動」【いちかわデイサービス】

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こんにちは!

いちかわデイサービスです(^^♪

 

 

以前のブログで自立支援について投稿させていただきました。

デイサービスでは日々の楽しい毎日の中に、

ご利用者様のできること・向上したいことに沿ったケアや支援をさせていただいております。

その1つに自立支援があります。

 

 

今回は自立支援シリーズブログ第4弾!!

基本ケア③運動についてです\(^o^)/

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↓↓【自立支援について】↓↓

ご利用者様のその人らしさを尊重しながら

ご利用者様ひとりひとりが自分らしい生活を継続、または実現できるように

そして、

自らが主体的に取り組めるよう様々なかたちでサポートさせていただいております!!

 

 

より詳しくい内容はこちら↓

ご利用者様の自立支援に取り組んでいます!【いちかわデイサービス】 | ブログ | 在宅介護から居住系サービスまで介護のことならケアサポート (care-support.biz)

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自立支援には4つの基本ケア(水分・栄養・運動・排泄)があり、

今回は自立支援シリーズ第4弾!!!

 

運動

 

についてご説明させていただきます!

 

 

実は

自立支援介護にとって最も重要な課題は歩行なのです。

 

・食堂やリビングに行って食事を食べる

・トイレに行って排泄をする

・洗面所に行って顔を洗う

・部屋の掃除をする

など

日常生活動作には(※ADLと言われています)

移動・歩行が必要不可欠なのです。

 

 

※ADLとは、日常生活を送るために最低限必要な日常的な動作で、

「起居動作・移動・食事・更衣・排泄・入浴・整容」のこと。

 

 

 

では、歩行(運動)を行わないとどうなるのでしょうか((+_+))

 

 

 

たった1週間の安静で筋力は10~15%低下し、

心肺機能は約3週間で10~20%も低下すると言われています。

高齢者は加齢により、身体機能や筋力が低下しやすいため、

短期間の安静や運動不足で著しい機能低下に陥りやすいのが特徴です。

 

 

運動を行わないと身体にはどのような影響が起こり得るのでしょうか。↓↓

 

認知機能・精神 活動意欲低下、睡眠障害、うつ症状、記憶障害・物忘れ
心臓機能 心臓の筋力低下により血圧変動や脈拍に影響する
呼吸器系

呼吸筋の筋力低下や換気機能低下により呼吸する機能が低下する

飲み込む力・咳込む力が弱まり痰が溜まりやすく、誤嚥性肺炎を起こしやすい

内分泌系 ホルモンの分泌が低下。血糖異常も起こりやすくなる
消化器系

腸の蠕動運動(動き)が低下し便秘になりやすい

消化吸収機能の低下で、食欲不振や低栄養になりやすい

泌尿器系 膀胱の筋萎縮により尿が出にくくなる・失禁するなどの排尿障害になりやすい
筋力・骨

筋肉量・筋力・骨量が低下

関節が固まり動きにくさや拘縮が起きやすい

 

 

このように、運動を行わない(活動量が減少する)ことは、

やがて全身に影響し、精神状態も不安定になってしまう可能性が高いです。

 

 

単に運動っていわれると、

「え、運動?走るの?」

「膝が痛くてなかなか歩けないわ」

などのお声をよく聞かせていただきます。

 

 

✿その方のできる範囲で、可能な運動(少しでも体を動かす)を

行うことが大切なのです( ˘ω˘ )✿

 

 

目標や定着させたい運動の1つに歩行があります。

上記でも述べたように、

ADL(日常生活動作)の場面では必ず移動や歩行が含まれています。

そのため、歩行は自立支援介護の基礎であり重要な課題となります。

 

 

 

そもそも、

ー 人はどのようにして歩くのか ー

 

【歩行は全身の協調運動】

協調運動とは・・・

運動にかかわる筋肉の配列、収縮する順番、筋力の強さ、

の3つの要素が適切につながって行われる運動のことです。

 

 

 

例えば、

立っている時にどこの筋肉を使っているか、

歩いている時にどのように手を振って足を出すか、

などを考えている人はいますか???

 

(考えている方がいらっしゃったらごめんなさい。)

きっと多くの人は考えず自然に行っていることでしょう。

 

 

 

つまり、歩行は全身の筋肉や脳からの指令、

様々なシステムがつながって行われる運動(協調運動)といえます。

 

‘‘トイレに行こう‘‘

という歩く課題が生まれたとき、

そのための円滑な行動に参加する脳の機能があり、使う筋肉があり・・・

 

 

つまり、歩行するには

どこかの特別な筋肉や関節だけではなく、

全身を使った運動を行う必要があるのです。

 

 

歩行(運動)にはどのような良い影響があるのでしょうか('ω')

 

●ADL(日常生活動作)の維持向上と生活空間の拡大●

歩行は、ADLと言われている日常生活動作

(移動・食事・更衣・排泄・入浴・など)の基礎であるため、

これらの動作がスムーズに行えるようになります。

 

歩行ができれば、家内だけでなく階段昇降や外出も視野に入れて

生活を送ることが出来ますね。

 

 

●体力の維持、免疫力の向上●

適度な運動は免疫機能を向上させることが分かっており、風邪をひきにくくなります。

また、ずっと座ったり寝たきりなどの長時間の安静よりは

少しでも体を動かした方が筋骨格への刺激になり、体力も向上します。

 

 

●便通が改善される●

身体を動かすことで腸が刺激され、蠕動運動と呼ばれる腸の収縮運動により

便を腸内で移動させることで便秘予防や便通の改善につながります。

 

 

●認知症への影響●

認知症全体の約7割を占めるアルツハイマー型認知症の要因の1つは、

運動不足であることが分かっています。

また、運動をすると脳の血液の巡りが良くなり、酸素を贈ったり神経伝達物質の増量、

神経細胞の成長につながると言われています。

 

そのため、運動をすることは認知症予防に効果的なのです。

 

 

 

 

 歩行ケアの実際 

 

軽介助が必要でも、歩くことが出来る方は無理のない範囲で歩行を行いましょう。

車椅子の方はつかまり立ちから始め、徐々に立つ時間を増やしていきましょう。

歩行器や介助を必要としても、つかまり立ちが出来れば2~3歩、

歩くことができる可能性は高まります。

 

 

✿まずは「立位能力」を高めることが大切です✿

 

運動学習理論では、「回数」が多く「練習量」が多いほど進歩が早いことが示されています。

ADL(日常生活動作)の場面を利用し、

トイレに行く、食堂に行く、お風呂に入りに行く、買い物に行く、

などの機会をできる限り増やし、歩行のための個人的な目標設定ができるといいですね(*^^*)

 

 

例)週2回は近くのスーパーで買い物に行く

掴まりながらトイレに行けるようになる

歩行器を使用しデイサービスフロア内は歩く

10秒以上つかまり立ちをする

 

 

 

 

☆デイサービスでのリハビリ☆

デイサービスには3つのリハビリ専用マシンがあります!

マシンといっても、

筋肉を鍛えてマッチョになる!ということではありません。

 

 

全身を使って協調運動を行うことが可能なのです('◇')ゞ

 

 

 

また、ご利用者様に回数を数えていただくことで、

認知機能にも良い影響を与えることが出来ます!!!

 

また、マシンリハビリだけではなく

個人リハビリも行っています!!

その方のペースで、無理のない範囲で、全身運動を行うことが何よりも大切です(^^)

 

✿無理せず運動し、日々の生活を少しでも豊かで、楽しいものにしていきましょう✿

 

 

長らくご愛読くださりありがとうございました。

 

これで自立支援介護

基本ケア③運動は終わりになります。

 

次回は最後の基本ケア④排泄です。

 

 

ぜひ、ご覧ください(*^^)v

 

writer:かんだ♧

 

 

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