1. ケアサポートやちよ 自立支援介護~排泄~

2024.12.23

ケアサポートやちよ 自立支援介護~排泄~

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皆様~マーチ!

今日はガーナ共和国のチュイ語でこんにちは!

今日は自立支援介護の基本ケア排泄編になるのでちょこっとだけガーナのトイレ事情について書いていこうとおもいます!

ガーナの首都アクラ市にある公衆トイレは汲み取り式で雨期になると道路に排泄物が流れ出てしまうことがあり、郊外の農村にある共同トイレは地面に穴を掘り、板を渡しただけの囲いすらないものが多く、自宅にトイレがあることはほとんどないそうです。

2022年にトイレ建設プロジェクトが開始され、日本のような水洗式トイレは大量の水と大規模な処理施設が必要なため断水の多いガーナでは不向きなため、

バイオジェスター式トイレ(バイオトイレ)を建設することになりました。

バイオトイレは微生物の働きで排泄物を分解し、処理物は肥料として活用可能!水が十分になく、平均気温が15度以上のアフリカでは画期的!

水洗トイレが当たり前な日本では考えられないガーナのトイレ事情。

個室に入り、プライバシーが守られている日本のトイレに感謝ですね(^^♪

では、4つの基本ケア【水分】【運動】【食事】【排泄】

排泄編いってみましょう!(^^)!(^^)!(^^)!

排泄とは???

代謝産物や老廃物を体外に排出するシステムで、尿や便のほかにも次のようなものがあります。

・汗 ・月経血 ・呼気に含まれる二酸化炭素 ・肺から排出される二酸化炭素(呼吸)などなど★

一般的には尿や便を指して排泄という言葉が使われます。

今回のブログでは〖排尿〗〖排便〗をメインに解説していきます(=゚ω゚)ノ

自立支援介護における排泄の目標

『おむつではなくトイレで排泄をする』

『3日以内の自然排便』  自然排便とは…下剤などの薬に頼らず、自身の力で排便すること。

まずは排便について

排便が行われるメカニズムをお伝えしていきます!

✿食物を胃で分解し、小腸で栄養吸収、「不用物」が大腸に送られ固形の便を作り、肛門から排出される。

✿食事を摂取してから排出されるまでの時間は24時間から48時間となっている。

✿平均的な便の量は1日150g~200g程度。

✿消化器(主に胃・小腸・大腸等)が関連する。

 

【高齢者の排泄に係る身体的要因】

年齢を重ねると、これまで当たり前に行えていたことができなくなったり「衰え」を感じる事があります。

排泄もそのひとつで膀胱の委縮・弾力性の衰え、膀胱支配神経の不安定、膀胱内圧の異常、骨盤底の衰え、尿道の狭窄によって失禁しやすくなります。

【高齢者の排泄に係る精神的要因】

腸の働きが低下すると、肥満や生活習慣病、便秘、下痢、免疫の低下を引き起こしやすくなります。

特に便秘は高齢者の排泄問題の上位を占めています。

何日もお通じがない、ようやく出たが固くて小さい、すっきり出ない日々は本当につらいもので、便秘が続くと体だけでなく心にも様々な症状をもたらします。

桃子さんの豆知識★

アメリカの医療機関では、便秘のある人はない人と比べて15年後の生存率が低いという研究結果が出ています。便秘は寿命を縮めてしまうことが明らかに!

腹痛、腹部膨満感、食欲低下は生活の質の低下を招き、心筋梗塞、脳卒中、寝たきりのリスクも高まると言われています。

…なぜ便秘になりやすいのか?(;´・ω・)

私たちは朝目覚めて体を起こして立ち上がると、その刺激で腸の蠕動運動が活発になります。

これを起立大腸反射といいます。

また朝起きて冷たい水を1杯飲んだり朝食をとったりするとその刺激で大腸の働きが活発になります。これを胃・大腸反射といいます。

毎朝の自然な排便を目指すには、この2つの反射がきちんと起こることが大事です。

起立大腸反射…横になっている時から立ち上がると、大腸が刺激されて、胃や腸の動きが活発になる。

胃・大腸反射…食物や水を飲んだ時に、胃が刺激されて腸の蠕動運動が起こる。空腹のときほど強く起こりやすいとされている

しかし寝たきりや車いす、家に閉じこもりがちな生活などで活動量が少なくなったり、朝食をとらなかったり、さらに脱水が重なったりすると、腸が動かなくなり、便が固くなって便秘の症状がどんどん悪化していきます。

★便秘改善に必要な7つのケア★

1 睡眠・覚醒のリズムをつくるべし!

夜しっかり眠れるように、できるだけ昼寝をしないようにして生活リズムを整えます。

2 水分をしっかりとるべし!

1日1500㎖の水分補給を目指します!
​水分摂取を見直すだけで便秘改善するかも!?

3 歩行で活動量を増やすべし!

適度な運動を行うことにより、腸の動きが活発になります。寝たきりの人は座位の時間を徐々に増やしていくなどの工夫が必要です!

4 常食にするべし!

入れ歯が合わない人は歯科で調整をしてもらい、常食を目指します。肉・魚・野菜・きのこ・海藻類などさまざまな食品をバランスよくとることは栄養面だけでなく便秘改善にも効果的です!

5 繊維質や発酵食品をとるべし!
​野菜、納豆、ヨーグルトなどの繊維質や発酵食品を積極的にメニューに加えます。

ルイボスティー、ハトムギ茶、オリーブオイル、オリゴ糖なども便秘改善に役立つと言われています。

6 朝食後にトイレに行くべし!

大腸から押し出された便が直腸に到達すると、そのシグナルが脳に伝えられ便意を感じます。

これが排便反射と呼ばれるものです。

定時の排便習慣が排便反射を促します。食べ物が胃に入ると便を直腸に送り出そうとする「胃・大腸反射」は朝食後に一番強いとされているので、朝食後にトイレに座る習慣をつけましょう。

7 座位で排便をするべし!

おむつをつけて寝たままの姿勢では、腹圧で便を押し上げて排便しなければなりません。

座位であれば重力に従って便が出やすくなります。排尿もまた同様です。寝たきりの場合は介助してポータブルトイレまで移動し、座位での排便・排尿を目指します。

この7つのケアを意識して便秘とさよならしましょう!

そして皆様お気づきでしょうか…この7つのケアに自立支援の4つの基本ケアも入っているのです…!!!

7つの排便ケアを意識すれば自立支援の4つの基本ケアもできてしまうのです!キターーーー(゚∀゚)ーーーー!!!

さあ!このブログを読んで下さっているそこのあなた!

若いからって油断せずにできる事からはじめていきましょう!

桃子も意識してできる事はやっていきますのでみんなで取り組んでいきましょう!!!

では自立支援介護~排泄編~終わります!

次回やちよのイベントのご様子や日常について書いていきます!

それでは!